『えどがわメティ』ストーリー

 

 私たちは、江戸川区が開学した市民大学「江戸川総合人生大学」(以下人大)の卒業生です。以前より地域の「多文化共生・交流」「まちづくり・地域活性化」に取り組んできました。人大のインド人講師の話からヒントを得て、10期生の呼びかけで有志が集まり、3つの活動目標を持つ「東京インバウンドサービス」を結成しました。活動目標の中でも「インド野菜メティ」の栽培・普及に特化した活動に力を入れたいとの思いが募り、『えどがわメティ』と名付け、『えどがわメティ普及会』として活動を開始しました。

 

活動を始めた当初、メンバーで手分けをして委託栽培を引き受けてくれる区内の農家を探しましたが、農家の事情もあり、なかなか栽培に踏み切っていただけませんでした。その間にも、人大卒業生の協力で試験的にメティを栽培し試食、インド人の知り合いにも食べて頂いたりしました。そしてこれは日本人にも受け入れやすく、料理の幅も広がるのではないかと手ごたえを強く感じました。

 

「地産地消(品質・価値を重視し育成)」「江戸川区の第二の特産品」を目標に活動を続け、栽培農家探しにも多くの方たちの応援ご協力を頂き、二年目でようやく一軒の農家に生産していただくことになりました。

 

趣旨に共感された農家の方には、試行錯誤(栽培ノウハウの蓄積)の連続に我慢強くご協力いただき、現在は3軒の区内農家の協力を得て委託栽培をしております。しかし、まだ量的には安定供給にほど遠い状況です。

 

私たちが「メティ」に注目してから4年、農産物として出荷出来る様になって約2年です。さらに生産拡大を図り、区内在住のインド人だけでなく、日本人の方にも広めてゆきたいと奮闘しています。 

 

※『えどがわメティ普及会』は「えどがわメティ」の普及活動に特化するため東京インバウンドサービスとは別れて活動しています。